米マイクロソフトは9日、韓国サムスン電子のスマートテレビ向けに30日からクラウドゲームの配信を始めると発表した。クラウドゲームはデータセンサーのサーバーで演算処理を行い、映像を端末側に伝送する仕組みで、専用機がなくても、コントローラーをつなぐだけで3000を超すゲームを遊べるようになる。サムスン電子が一部のスマートテレビに加える新機能「ゲーミング・ハブ」を通じ、「ゲームパス・アルティメット」(料金は月1100円)に加入すれば約320のゲームが遊べる。テレビで専用機を買わずにゲームを遊べる環境を整えることで、ゲームのサービス化が一段と進みそうだ。
2022/06/10 日本経済新聞 夕刊1ページ