中国、ゼロコロナ影響

新型コロナウイルスの感染を抑え込む「ゼロコロナ」政策の悪影響が直撃し、4月中国の不動産株が過去最大の落ち込みを記録した。国家統計局によると4月の住宅販売額は前年同月比47%減。外出制限は4月時点で全人口の13%に当たる1億8000万人に達した。特に3月以降ロックダウンされた広東省や上海市、北京市は、高所得者が集中する各社のドル箱市場だ。昨年12月上旬には、中国恒大集団が部分的な債務不履行(デフォルト)と認定された。12日には、融創中国も一部の米ドル債がデフォルトしている。人民元安によって米ドル債務の実質的な負担も増し、信用不安が広がる。

中国不動産株、続く下落 「ゼロコロナ」響き販売額4月47%減 通貨安、信用不安に拍車

2022/05/26 日本経済新聞 朝刊 9ページ 1414文字

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