米ナイキにみるデジタル転換

米ナイキがメタバース(仮想空間)でのスニーカービジネスに動き出した。リアルな世界では履くことができないNFTベースのデジタルスニーカーだ。リアルで磨いた世界的なブランド力を仮想空間にも浸透させ、デジタルネーティブの若い世代とのつながりを目指す狙いがある。メタバースの開発を手掛ける鈴木雄大は、「若い世代にとって身につけるファッションがデジタルファーストになる可能性がある」と語る。NFTは取引価格の乱高下が目立つなど、どこまで社会に受容されるかといった不透明さも残る。ナイキは新領域であるメタバースへの布石を打ちつつ、現業を磨き続けられるかが当面の課題となる。

ナイキ、「デジタル靴」駆ける 仮想空間でもブランド磨く 若い世代とつながり ECも活用、直販率6割へ(DXTREND)

2022/05/12 日本経済新聞 朝刊14ページ 2149文字

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