沖縄復帰50年にみる日本の安全保障

沖縄は15日、復帰から50年を迎える。悲惨な地上戦では当時、県民の4人に1人に当たる12万人が亡くなった。日本の国土の0.6%にすぎない沖縄に在日米軍専用施設の面積の7割ほどが集中する。沖縄は東南アジアを含むインド太平洋全体を見渡す代替不可能な要衝となる。「基地の島」からの脱却を求める県民感情と、安全保障からみた地政学上の重要性をどう両立させるか。中国の軍備拡張、ロシアのウクライナ侵攻で国際情勢は変わり、台湾有事への懸念も強まる。有事への備えも日本全体で考え、負担を分かち合う必要がある。

沖縄復帰50年(上) 高まる安保上の重要性 負担や備え、日本全体で

2022/05/12 日本経済新聞 朝刊1ページ 1225文字

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