楽天グループは設備投資による赤字が膨らむ中、目標である携帯事業の2023年中の単月黒字化に向けて13日、国内携帯の料金プランの見直しを発表した。楽天グループの携帯子会社の楽天モバイルの料金プランはデータの利用量に応じた料金プランを採用している。7月1日から始まる新プランは、これまでの月間1GBまでが無料、1GB~3GBが980円であったのを、基地局整備などの設備投資による赤字を改善するために、0GB~3GBまでを980円とする。三木会長兼社長は「980円は他社と比べてアグレッシブな価格で妥当だと思う」と語り、収益改善での再投資によって、サービス向上をはかるとして理解を求めた。
2022/05/13 日本経済新聞 夕刊1ページ