地球温暖化に伴う異常気象で住まいを追われる「気候難民」が各地で増えている。世界気象機関(WMO)によると洪水や干ばつなどの自然災害はここ40年間で約4倍に増加した。災害は近年、季節など周期的な要素に地球温暖化も加わり深刻さを増す。世銀は昨年、気候変動のせいで移住者が多発する地域が世界各地に生まれ、50年までに最大2億人が難民化すると警告した。これ以上の気候難民が生まれないように国際社会が協力して取り組むべき課題は多い。
2022/4/24 日本経済新聞 1面
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