ロシアでインターネットの接続制限をかいくぐるVPNの利用が急増した。VPNとはネット上に仮想的な専用線を設ける通信のしくみだ。ロシアの通信事業者ヨタによると、ウクライナ侵攻後に利用者の数は50倍超になった。このことをうけ、ロシアの通信規制当局は3月15日までに約20の主要VPNへの接続を遮断し、より規制を強めた。情報の流入を完全に阻止することは不可能なため、今後情報統制のほころびがプーチン体制を不安定化させる可能性があるとしている。
2022/4/23 日本経済新聞 11面
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