TPP進展 EU焦り

2014年5月8日(木) 読売新聞朝刊2面

安倍首相は7日、欧州理事会常任理事らと会談し、EPA交渉の早期妥結を目指すことについて確認した。EUは日本市場で乳製品や車に関して米国と競っているため、最近のTPP日米協議の進展に焦りを感じ、今回の急な会談に至ったと思われる。日本にとってもEU市場は魅力的だが、TPP同様にEPA交渉もまた、EUとの関税撤廃に関して意見の隔たりは大きい。日本はEUに自動車関税を、EUは日本に農作物に関する関税をそれぞれ撤廃するよう求めているが、交渉に目途は立っておらず、目標とする2015年までに妥結できるかは不透明だ。

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