スタートアップ、デジタル化の難題を解決

工場向けの原価管理システムを提供するKOSKAは来夏にも原価データを社内の合理化に活用する方法を指南するサービスを始める。デジタル化の需要は高まる一方、データの分析や管理、移行の難しさが重荷になっている。KOSKAでは一定の期間で人員配置を変え、工程の所要時間や作業員の実働時間をどれだけ短縮できたかを確認。その上で有効な代替策があれば提案する。契約書の審査システムを提供するリーガルフォースでは書類をPDFデータに置き換えた上で、クラウドで管理するサービスを始める。新たに発生する契約書のデータ化も月額契約で担うほか、要望があれば紙の契約書も提携倉庫で保管する。23年3月までに500社にサービスを導入してもらう目標だ。デジタルデータへの変換は特殊な技術が必要なわけでないが、人手と時間がかかる。伊藤忠エネクスではLPガスなどを扱う部門で、リーガルフォースのサービスの導入を決めた。現在、1万~2万枚ほどの契約書を管理するが、3人の法務担当者だけではデジタル化には対応できなかったという。

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