CBDC 新興国が先行 日本での発行は

世界の中央銀行が発行するデジタル通貨は「CBDC」と呼ばれ、新興国が先行している。代表格は中国のデジタル人民元で、2022年の冬季北京五輪までの発行に準備を進めている。また、バハマが10月、世界初のCBDC「サンドダラー」を発行し、カンボジアの「バコン」も続いた。CBDCを発行する狙いや利点は各国で違い、例えば中国では、国内の統制強化や、国際貿易での米ドル依存脱却などの狙いがある。途上国では誰でも金融サービスを受けられる「金融包摂」の意味合いが大きい。しかし、現金志向が強い日本で需要が高いかは疑問が残り、日銀は準備を進めつつも、「発行計画は無い」として及び腰だ。

(2020/11/17 日本経済新聞 5頁)

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