米びつにIoTを

中国の家電開発スタートアップ企業の御米糧倉は、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」に対応した「スマート米びつ」を開発した。9月に1台399元(約6300円)で発売し、これまでに3万個以上売れたという。対話アプリ「微信(ウィーチャット)」のミニアプリと米びつをひも付け、IoTチップを用いて米の使用状況や残量を記録し、また米の鮮度や使用データをスマートフォンからリアルタイムで確認できる。残量が少なくなれば買い足しのタイミングを事前に検知し、アプリから発注でき、72時間以内に新鮮な米が届く。通常の米びつは売り切りで消費者の手に渡ればビジネスは終わりだが、コメの販売サービスをセットにして消費者と長く付き合う狙いだ。新たなキッチン家電として普及を目指す。

(2020/11/05 日本経済新聞朝刊 15頁)

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