日仏 高速炉研究を推進

2014年4月29日(火) 読売新聞朝刊

日仏両政府は安倍首相の29日の訪仏に合わせて、次世代原子炉である高速炉の共同研究について正式に合意することが分かった。高速炉とは冷却材に液体金属ナトリウムを使い、核分裂の際に発生する中性子の減速を防ぐことで分裂反応を継続させる原子炉だ。これによってより多くの燃料を生み出す他、「核のゴミ」の放射性廃棄物の減少も可能になる。今回の共同研究ではフランスの高速炉開発研究への日本の技術協力が柱となるが、日本政府としては、原発再稼働へ向け、核問題に取り組む姿勢を示す狙いがあると見られる。

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