トルコ、加速するイスラム化 国内外から批判

トルコのエルドアン大統領は10日、イスタンブールにある世界遺産の「アヤソフィア」を、イスラム教の礼拝所であるモスクと位置付ける大統領令に署名した。過去、キリスト教会からモスク、無宗教の博物館へと変遷していたアヤソフィアは、ビザンツ建築の最高傑作であり、今回のモスク化はキリスト教徒の多い欧州との新たな火種となる。エルドアン氏はこのモスク化で、国内のイスラム主義者や国粋主義者からの支持基盤を強化するのが狙いだと思われる。しかし、政教分離の国是を逸脱した上でイスラム化を加速させる動きに、国内からも反発の声が上がっている。
(2020/7/12 讀賣新聞 7頁)
A914DED7-7D4A-4DBA-8AF9-7D1B0C0BB5A2
カテゴリー: 新聞要約   パーマリンク

コメントを残す