石炭火力削減へ 世界に歩調合わせる

梶山経産相は3日、非効率な石炭火力発電を休廃止する方針を打ち出した。石炭火力は発電量を調整しやすく、産出地域が多いため、調達に安心感があるが、CO2削減の観点から世界では脱石炭火力の機運が高まっている。昨年12月のCOP25では、気候変動対策に後ろ向きな国に送られる「化石賞」が日本に送られるなど、日本は逆風にさらされた。欧州は完全な脱石炭火力への姿勢を示しているが、アジアなどでは依然として石炭火力に頼る国も多い。梶山氏は新型で高効率の石炭火力は維持する姿勢を崩さなかったため、中途半端だという国際社会からの批判が高まる懸念が残る。

(2020/7/4 讀賣新聞 3頁)

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