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ホンダ、無人タクシー事業を促進
ホンダは自動運転タクシーの普及へタクシー会社と協業する。ホンダが車両と配車アプリなどのシステムを提供し、自動運転の安全確保に欠かせない遠隔監視業務といった運行支援を一括受託する。運行主体と分業する日本型のビジネスモデルで既存タクシー会社の参入を促す。 事業化で先行する米国や中国は車両やシステムを開発する企業が自ら運行も手掛ける自社完結型が多い。ホンダはシステムや安全確保策などを含むパッケージを提供し、既存のタクシー会社が運行主体となる分業型で無人タクシーの普及をめざす。 無人タクシーが日本で見られる日も近いのかも知れない。 2024 5月8日 日本経済新聞 朝刊 1面
ロシア軍の攻撃による死者4人
ウクライナ東部ハリコフの住宅地で3日、ロシア軍の誘導爆弾による攻撃があり、1人死亡、2人が負傷した。東部ドネツク州でもロシア軍の砲撃で市民3人が死亡、5人が負傷した。ハリコフでは路面電車も被害を受けたが、死傷者はなかったという。一方、ロシア国防省は4日、前日夜から同日朝にかけ、実効支配するクリミア半島の上空で、米国がウクライナに供与した地対地ミサイル「ATACMS(エイタクムス)」計4発を防空システムで破壊したと発表した。 2024.05.04 日経新聞 国際
政府による高速料金変動制の導入
政府は渋滞緩和の為、時間帯等により高速料金を変える、ロードプライシングを25年度から導入する方針だ。主要な高速道路では、日を問わず渋滞が起こるが、それを利用料金の上下によって交通量の集中を防ぎ、調整する狙いである。また、地方の高速道路での通勤割引の拡充なども進む。こちらは試験導入されている6道県から全国への拡大を目指す形で、特定区間を多用する際に料金が最大50%引かれるものだ。これらの施策は交通調整の一方、排ガスの低減など、環境保全にもつながる。 2024 5/7 日経新聞朝刊 1ページ 一面
アップルの決算発表
アップルは24年の1〜3月期の決算を発表。売上高は前年比4%減の907億5300万ドル(約14兆円)、純利益は2%減の236億3600万ドルだった。4四半期ぶりの減収減益であり、iPhoneの売上10%減等が響いた。自社株買い枠の追加や増配による株価上昇の動きがある一方で、特にアジアなどの地域別売上高が振るわず、販売は減速している。また、各国の活動規制や独占是正の動きへの対応も必要だ。市場では、同社の成長回帰策として生成AIへの期待が増大。 2024 5/4 日経新聞朝刊 3ページ 総合・経済
Appleの新製品、大幅に値上げ
米アップルは7日、タブレット端末の最上位機種「iPad Pro」の次期モデルを15日に発売すると発表した。人工知能の処理に適した高性能な独自設計の半導体を搭載した。容量や性能を高めたことで、日本での価格は16万8800円からと、現行モデルに比べて3割以上高く設定した。アップルは同日、新製品に対応した新たな付属品も発表した。日本での価格は指で押す強さを感知する新しいセンサーを搭載したタッチペンが2万1800円、パソコンのように操作できるキーボードは11インチのモデルで4万9800円とした。 2024.05.08 日経新聞 国際
秋田県立近代美術館、メタバース空間にて作品公開
秋田県立近代美術館が、インターネット上の仮想空間「メタバース」に作り出した館内で、収蔵品の一部の公開を始めた。県中心部から離れているという悩みを逆手にとって「距離にも時間にも縛られない作品鑑賞」をアピールする。作品は、高精細なCGで再現されている。実際の美術館とは異なり、展示ケースのガラスや規制線を気にせず、作品を間近で見られるのが特徴である。 2024,5,6 日本経済新聞社 社会
女性が活躍する会社、資生堂3年連続1位
日本経済新聞社グループの「日経ウーマノミクス・プロジェクト」と働く女性向け月刊誌「日経ウーマン」は「企業の女性活躍度調査」を実施した。当調査では、2024年版「女性が活躍する会社ベスト100」をまとめた。女性リーダー育成塾を設けるなど管理職登用が進む資生堂が3年連続で1位となった。女性管理職比率は4割となり、国内企業としては高い比率となった。続く2位はりそなホールディングス、3位が東京海上日動火災保険であった。 2024,5,7 日本経済新聞 ビジネス
小学館やJICが漫画のAI翻訳に出資
小学館や経済産業省所管の産業革新投資機構(JIC)系など10社はAIで漫画を翻訳する新興企業に29.2億円を出資した。翻訳速度を最大10倍に高めて漫画の輸出作品数を増やす。夏から米国での電子配信がスタートし、スペイン語圏やインドへの進出も検討。迅速な翻訳や輸出は、海賊版被害の防止にもつながる。漫画輸出は成長の余地が大きく、日本の産業競争力を高めると期待されている。 2024/05/07 日本経済新聞 朝刊 2ページ
Z世代の78%が制服のスカート・スラックス選択制を希望
若者マーケティング機関の調査によると、男女とも制服にスラックス・スカートどちらの選択肢もあるのがよいと考えるZ世代の割合は首都圏で78%に達した。都市部では制服の自由度が高く、中学・高校の学校制服でも女子生徒のスラックス着用が増えている。制服に限らず性別を意識しないファッション志向が広がり、72%の人が性別にとらわれずオシャレを楽しむことを望む。調査機関所長は、Z世代は個人の選択肢を狭めない「選択できる余白」を求めているとみている。 2024/05/06 流通新聞 7ページ