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月別アーカイブ: 2019年11月
VR、AIによる職業適正診断
NTTデータグループでシステム開発を手掛けるJSOL(東京・中央)は、仮想現実(VR)装置と人工知能(AI)を組み合わせて、職業や職種への適性を診断するシステムを開発した。VR空間での行動や視線の動きなどから性格や職種への適性を数値化する。新システム「VRタレントオペレーション」では受験者がVR空間内でパズルを解いたり、工場内で作業したり、ドラマ仕立ての会議に出席するなどして、それぞれの場面での行動などから性格や職種への適性を分析する。VRのヘッドマウントディスプレーで目線の動きも分析する。企業が人事評価に活用する場合は、チームにどういう特性の社員が集まっているかを解析し、異動してくる社員の性格が合うかを診断することもできる。 (2019年10月30日 日本経済新聞17頁)
AIでマグロの品質を見極め
捕った魚の身の色合いや脂ののり方、身の縮み方など複雑な形状の判別には独特の見方があるが、そこに人工知能(AI)により実現する「TUNASCOPE(ツナスコープ)」というマグロ品質AI鑑定システムプロジェクトが始まっている。電通国際情報サービスと電通、双日によるプロジェクトで、4千枚の画像データをAIに学習させることにより、35年のベテラン職人と85%の一致度まで精度を高めた。貴重な水産資源でもある魚を持続可能性のある資源として守りつつ、ビジネスとして拡大するにはテクノロジーの活用がますます重要になる。 (2019年11月1日 日本経済新聞6頁)
ツイッター、政治広告禁止へ
米ツイッターのジャックドーシー最高経営責任者は30日ツイッター上の政治広告を全世界で禁止する考えを表明した。政治広告とは選挙を控えた候補者が支援を求めたり、対立候補を攻撃したりする内容を有料で優先的に表示させるツイートなどを指す。トランプ陣営はドーシー氏の表明の後すぐにとても馬鹿な決断だと批判するコメントを出した。米国の選挙では近年、SNSの存在感が増しており、16年の米大統領選では結果にも影響したとみられている。朝日新聞11月1日
デモ、SNS 時代
中東や南米などで大規模な反政府デモが続き政府が政策の撤回などに追い込まれるケースが相次いでいる。SNSを介して人々が連帯し要求が拡大するなど共通点もある。情報化が進む中、予想を超えた動きを見せる市民の怒りに、政府側は苦慮している。レバノンやチリではSNSを通じて抗議運動が広がり、格差是正など長年市民がため込んでいた不満が噴出した。朝日新聞10月28日
政府のサイバー攻撃対策システム 、全く使用せず廃止
政府の機密情報をサイバー攻撃から守るため、総務省が約18億円かけて開発した省庁向けのセキュリティーシステムが一度も使われないまま2年間で廃止されていたことが28日、会計検査院の調査でわかった。システムは、各省庁がインターネットから遮断された環境で機密情報を管理する目的で開発された。しかし、セキュリティー重視のため、保管されている情報を出すためにシステムのサーバー設置場所まで出向かなければならないという使い勝手の悪さにより使用を敬遠されたという。総務省の担当者は「今後の整備や機能追加などを進めるにあたって各省庁のと調整を十分に行い、二度とこのようなことにならないようにしたい」としている。(2019年10月29日 日本経済新聞朝刊38面)
政府の衛星データ基盤、民間に売却へ
政府は公的な人工衛星が撮影した画像データを集めた基盤について2021年度をめどに民間に売却する方針だ。政府は今年2月からインターネットのクラウド上で、無料で衛星画像が利用できる「テルース」を公開している。これを購入した企業は画像を加工したり、分析したりするソフトウェアをテルース上で販売することで収益をあげる。これまで国が年間10億円以上の事業費を負担してきたが、民営化後もデータを無償提供し続けてもらうため、当面は財政的な支援を検討する。海外では衛星画像を活用し、交通量や農業、漁業の予測をするといった動きが広がっている。国内でも民間主導で衛星画像を使ったビジネス拡大を図る。 (2019年10月26日 日本経済新聞朝刊5面)
トランプ、中国を嘘つきと批判
トランプ米大統領は三十日、「中国は米国の農産品をすぐに買い始めることになっていたが、その兆しは一切ない。中国の問題は約束を守らないことだ」とツイッターで批判。米中貿易協議が同日、上海で再開されたのに合わせ圧力をかけた形だ。約三カ月ぶりとなる閣僚級の協議で、中国側は米国が求める農産品の購入の対価にHUAWEIに対する米国の禁輸措置を緩和を要求、双方の駆け引きが激しさを増している。さらにトランプ氏は、中国が次の大統領選でトランプ氏が負けることを期待し、交渉を引き延ばしているとして「自分が勝てば、現在より厳しい合意か、それとも合意なしかだ」と強調。「われわれはすべてのカードを持っている」と追加関税の発動をちらつかせ、中国を牽制した。(東京新聞7月29日)
米、HUAWEIに対する姿勢変わらず
米国内の放送通信事業の規制監督を行う連邦通信委員会は二十八日、国内の通信会社に対して、HUAWEIと中興通訊の製品を使わないよう求める採決を十一月十九日に行うと発表した。安全保障上の脅威を理由に挙げ、新規調達だけでなく既存の通信設備でも交換を求め、製品排除を促す。パイ委員長は声明で、「米国の通信網が安全保障を損なうことになってはならない」と強調した。FCCは昨年四月、安全保障上の懸念がある外国企業から通信機器を調達する場合、補助金を出さない方針を示していた。(東京新聞10月29日)
卒論 実態調査の追加・伏見稲荷大社について
卒論 実態調査(追加) ・調査の対象者、調査方法 トランジット、乗員、1年以上の滞在者等を除く日本を出国する訪日外国人旅行者を対象に、四半期毎に総数34,964票(A全国調査7,830票、B1地域調査26,174票、B2クルーズ調査960票)を目標に調査をおこなったものである。 訪日外国人の出発前に役立った情報で、SNSの項目に注目していきたい。2014年から2018年までの結果は以下の通りである。 7.3%(13位)→12.0%(9位)→15.7%(6位)→21.4%(2位)→23.7%(2位) この結果から、近年SNSをみてから訪日する外国人が増加しておりSNSの信頼度が高くなっていることが分かる。 ・伏見稲荷大社について 伏見稲荷大社は、何百本もの鳥居が連なる幻想的かつ非日常的な光景が特徴の神社である。世界最大手の旅行口コミサイトであるトリップアドバイザーが発表する「外国人に人気の日本の観光地ランキング」では、6年連続1位を獲得するほど近年人気を博している。 伏見稲荷大社に関するSNS投稿の特徴は、投稿者の国籍がアジア圏:54.2%、欧米豪・その他地域:45.8%と多彩な点が挙げられる。 欧米豪からの支持が多い理由は、2つある。1点目は、神社や鳥居といった「和」を感じられるスポットが、日本の歴史や文化へ興味を抱きやすい同地域の人々を魅了していることが考えられる。 2点目は、伏見稲荷大社が近くの商店街と連携してインバウンド対策を進めており、訪日外国人が楽しめる環境を整えていることである。近隣に着物レンタルショップが多数あることで、訪日外国人が和服を身に付け、伏見稲荷大社の鳥居をバックに撮った写真をSNSへアップしやすい環境が整っている。 以上のことから、外国人旅行者誘致を地域ぐるみで取り組めると、その一帯で1つのコンテンツができあがり、訴求効果と滞在時間アップが望めることが分かる。加えて、SNS投稿しやすい環境を整えることで、多くの訪日外国人観光客をよびこむことができる。 https://lifepepper.co.jp/inbound/foreigner_tourist/#3