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作成者別アーカイブ: 酒井 望
卒論 はじめに
近年、EC市場が拡大し我々はオンラインで購買を行うことが一般的になっている。今後もさらにECが普及していくことが予想されるが、これは実店舗の消失を招くのだろうか。私はそうではないと思う。むしろ、実店舗をうまく利用することで、小売の発展を期待できるのではないかと考える。ECと実店舗のそれぞれの利点を組み合わせることで、さらなる価値が生まれるのではないだろうか。 私は本論文を通じて、小売に求められているものは何かを捉え、実店舗はどのように活かしていくべきかを考察していく。
イオンの「スマホレジ」レジゴーの事例
イオンリテールは6月17日、春から本格展開を開始した「レジに並ばない」買物スタイル「どこでもレジ レジゴー」のイオンスタイル有明ガーデンでの利用率が30%になったことを明らかにした。 レジゴーとは、客自身が貸出用の専用スマートフォンで商品のバーコードをスキャンし、専用レジで会計する買い物スタイルである 。 客は店舗入口付近にて専用スマホを手に取り、画面のスタートを押して買い物を始める。 商品を手に取る際にバーコードを客自身でスキャンしていく。会計は、専用レジの2次元バーコードを読み取り、買物データを連携、支払い方法を選択するだけで簡単にできる。 このシステムではスマホ画面で購入商品の確認ができるため、買い忘れ防止にもつながる。また、会計に時間がかからない。 イオンリテールの山本実システム企画本部長は「今秋にも、貸し出し用スマホ以外にも顧客のスマホにアプリをダウンロードしてもらい、自分のスマホでスキャン、決済までできるよう改善する。」と説明している。 さらに、開発中のアプリにカート内の購入商品から予測した料理の動画レシピ配信、割引などお得な買物情報の配信、購買履歴からの商品レコメンド、ネットスーパーと連携し店内にないものも購入できる仕組みなどを導入する予定だ。 https://www.ryutsuu.biz/it/m022617.html/amp https://www.ryutsuu.biz/it/m062255.html/amp
卒論アウトライン
1.【参考書籍】 『4000万人の購買データからわかった!売れない時代にすぐ売る技術』 →高効率な小売「ニューリテール」について述べられたもの。 小売は様々な要素が組み合わせって成り立っており、それらの要素をオンラインとオフラインの特性を活かして効率的することが必要だと学んだ。 『事例でわかる 新・小売革命』 →データをどう収集・活用すれば商品が売れるのかを述べたもの。 各社で必要なデータを自ら収集し、それらを要素ごとに分解することで問題点が発見でき、売上向上につなげられると学んだ。 2.【言いたいこと】 ・近年、EC市場は拡大し売上を伸ばしている。その理由のひとつとして、オンラインは消費者のデータを集め、分析するのに長けていることがあるのではないかと考えている。 ・ITをうまく使えば、今まで実店舗において知ることが難しかったデータを集めることができるようになる。 ・実店舗では実際に商品を見て、体験できるといった、ECにはないメリットもある。オンラインとオフライン、それぞれの特性を理解し、適切に使い分けることが重要である。 3【アウトライン】 1.はじめに 2.ECと実店舗の現状 3.小売の全般に言えること(売上を表す公式など) 4.実店舗でITを活用している例 5.オンラインと実体験を組み合わせている例 6.結論
書評 『4000万人の購買データからわかった!売れない時代にすぐ売る技術』
本書は、楽天のECサイトである「楽天市場」のプロデューサーとして、4000万人を超える日本最大級の購買データを分析してきた著者が、データをどう収集・活用すれば商品が売れるのかを述べたものである。 第1章『人はウソをつくけど、データはウソをつかない』では、どんな企業にもデータはあり、データを分析することで、人間の勝手な思い込みを排除でき、売上アップに直結する的確な施策を打てるようになると述べられている。 第2章『売れる法則の「基本」を知っておこう』では、「売上=訪問数×転換率(コンバージョン)×客単価」という公式が成り立つとし、この売上を構成する3大要素のデータを集め、分析することで店が抱える問題点や、今なすべき対策が見えてくると説明されている。 第3章『どんな商品が勝手に売れていくのか』では、第2章で説明されている売上を構成する3大要素のうち、最も重要なのは転換率であると述べられている。転換率は、企業努力、あるいは個人の努力によって最小の手間で劇的な改善が期待できる唯一のポイントであるとしている。ただ、どんなに転換率や客単価が高くても、店に人が来なければ意味がないため、まず訪問数を上げる必要があるが、そのために効果的なのは広告であると述べられている。そこで、広告にはどのような種類があるのか、それぞれの特色がまとめられている。 第4章『どんなモノでも確実に「すぐ」売る技術』では、転換率を上げる方法を様々な実例を用いて述べられている。例えば、ネットユーザは広告の文字を読まないというデータが出ているため、写真8割テキスト2割の広告が望ましいということや、昨年の検索ワードを活用して、季節やイベントに合わせた企画を打ち出すとよい、などといったことが紹介されている。 データをどのように活用すれば、売上向上につなげられるのかを知りたいと思い、本書を選んだ。たとえ小さな店で母数が少なくても、客数や単価を紙にメモするだけでも立派なデータになると書かれており、少し驚いた。データを扱う上で、いかに必要な情報を集め、それをどのように分析し問題点を解決していくかが重要なのであると学んだ。今後は、データを集めるのに役立つ最新の技術などについても調べてみたいと思う。 大原昌人著 株式会社サンマーク出版 2019年10月10日発行
書評 『事例でわかる 新・小売革命』
本書は、より高効率な小売「ニューリテール」について述べられたものである。 第1章『ビジネス新時代を勝ち抜くニューリテールの本質』では、小売とは、「人」と「物」をつなぐ「場所」であり、これらの効率を上げるためにはどのように新テクノロジーを利用すればよいのだろうかという問題提起を行っている。 第2章『オンラインとオフラインを融合させるニューリテール』では、「場所」は金流、物流、情報流の多種多様な組み合わせであり、「場所」を担うオンラインとオフラインにはそれぞれ長所があると説明されている。そこで、ビッグデータの力の付与によりオフラインとオンラインを融合することこそが、ニューリテールであると述べられている。 第3章『売場効率の限界を突破するニューリテール』では、すべての小売形態は、売上高=人流量×成約率×客単価×リピート率という公式が成り立つと解説している。「人」は小売にとっての起点であるため、人が集まる先に場所を構えて人を捕らえ、一度入った人に物を買わせるよう各変数を向上させることで、効率を上げられると説明されている。 第4章『中間の不要なプロセスをカットして効率を上げるニューリテール』では、「物」の効率を上げるためには、物が人に届くまでの不要なプロセスをカットする「短絡経済」が有用であるとしている。短絡経済には、メーカーと小売企業の間のサプライチェーンを省くものと、オーダーメイドなどにより商品サプライチェーンを逆行するものの主に2種類があると述べられている。 第5章『ニューリテールは今、この瞬間も進化している』では、今後、ますます多くの小売企業が企業側に立って企業のために商品を販売するのではなく、ユーザー側に立ってより良いサービスを提供する動向になるとし、未来のニューリテールを作るのは想像力次第であると締めくくっている。 小売の実店舗にITが取り入れられている実例を知りたいと思い、この本を選んだ。本書を読み、小売が様々な要素の組み合わせで成り立っているということがわかった。ただ単に最新の技術を取り入れればよい訳ではなく、コストを考えつつオンラインとオフラインの特性を活かし、小売の各要素を効率的にする必要があると学んだ。この本は中国の小売を中心に書かれたものであったため、今後は日本の実情を調べ、可能であれば実際に「ニューリテール」を体験してみたいと思う。 劉潤 著 中信出版日本株式会社 2019年4月1日発行