月別アーカイブ: 2018年7月

オンワードとストライプが提携

百貨店向けアパレル大手のオンワードホールディングスとカジュアル衣料大手のストライプインターナショナルが包括提携する。まず、9月上旬にも両社の通販サイトへの相互出品を始める。両社の顧客基盤を活用し、通販サイトでの共同販促も展開する。また、ショッピングセンターや路面店など互いのノウハウを共有し、店舗開発にも乗り出し、さらに生産工場や物流の共用も検討する。現状、国内アパレルのネット通販はゾゾタウンの一強。ゾゾにはない両社の強みは実店舗展開している点。アパレルメーカーとしてノウハウを蓄積してきた両社が付加価値の高い商品を作り、実店舗と通販を連携させることで対抗する。 日本経済新聞 7月3日14面

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百貨店、スタートアップを活用

スタートアップ企業が大手商業施設や小売店の売り場改革の切り札として台頭している。丸井グループはネット通販サイト構築支援のBASE(ベイス、東京・渋谷)と協力し、渋谷マルイの1スペースに「SHIBUYA BASE」と題したインターネット通販を展開する企業のテナントを呼び込む。丸井は普段接点のない事業者を効果的に誘致でき、出店側にとっては新たな顧客との接点になる。また、高島屋横浜店(横浜市)は、空席情報配信サービスのバカン(東京・千代田)が提供する商業施設内の飲食店の混雑情報を表示する電子掲示板を納入した。ネット通販に危機感を持つ流通各社はスタートアップのサービスを取り込み、店舗効率の向上を目指す。 (2018/7/2 日本経済新聞)

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流通企業 スタートアップ企業と連携

スタートアップ企業が大手商業施設や小売店の売り場改革の切り札として台頭している。空席情報配信サービスのバカンは、商業施設に入る飲食店の混雑状況を解析し、電子看板に表示するサービスを提供している。各店に設置したセンサーやカメラを利用し、高島屋横浜店に納入している。また、ネット通販サイト構築支援のBASEは、利用企業に丸井グループへの出店機会を提供している。流通各社にとって店舗効率の向上は共通の課題であり、柔軟な発想力や技術を買われたスタートアップ企業が事業活性化に欠かせなくなっている。 日本経済新聞 7月2日 11面

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スタートトゥデイ 自動採寸でオーダースーツ設計

スタートトゥデイは3日、衣料品のプライベートブランド(PB)でフルオーダーのビジネススーツ事業に参入することを発表した。オーダースーツは消費者に無料配布する自動採寸用ボディスーツ「ゾゾスーツ」で計測して作る。ゾゾスーツに貼り付けたマーカーをスマートフォンのカメラで360度撮影し、3Dデータから肩の傾きなどを読み取りオーダースーツを設計する。スタートトゥデイは、独自の自動採寸技術で消費者の支持を集めることを目指している。 日本経済新聞 7月4日 15面

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カーシェア、運転データ収集で成長

カーシェアリング国内最大手のパーク24は3日、参入から約9年間で会員数が100万人を超えたと発表した。カーシェアリングの普及に活用してきたのが、車から集めた利用時間や走行距離、最高速度などの様々なデータ。さらに、給油を利用者がすれば一定時間を無料で利用できる、急発進や急ブレーキが少ない安全運転をするとポイントが貯まる制度を導入した。データを最大限に生かす事で利用者の利便性や稼働率を上げ、次世代の車の開発に繋げるという。 (2018/7/4 日本経済新聞15面)

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書評 実例から学ぶ 人材育成OJT 実践マニュアル

本書は部下を指導・教育する立場にある人へOJTの基本をわかりやすく解説し、またOJTの現場の声や事例をさまざま紹介したものである。 第1章「OJTとは何か」ではOJTは企業内教育のいくつもの要素の中の1つであり、上司が職場で仕事を通じて部下を指導し育成していくことと定義され、企業内教育の中心として位置付けられていると説明している。第2章「OJTの実践方法」ではグループワーク報告とアンケート結果を用いて上司がOJTの実践方法として自身がどのように育成をしてきたかを具体的な内容で紹介すると共に、部下からどのようなことが求められているかも紹介されている。特に部下からの信頼はOJTの実践において大切であると述べられている。第3章「OJT事例集」では実際にあった体験談をいくつか紹介し、その事例を状況・問題点・方法・批評・実践のポイントの5つの項目から分析している。第4章「OJTの定着方法」ではフォーマット類を活用したOJTの実践方法について述べられている。本当に必要とされている定着方法を検討し、ここでは実践の計画や結果ではなく経緯や行為をしっかり記述できるような< OJT実践メモ>を提案している。 第5章「Q&A」ではここまでで説明されたOJTをいざ実践する際にどのような問題に直面するか現場の上司に聞き取りをし、それに対して筆者が回答をしている。 この本を読んだことでOJTに関する基礎からOJTが活用されている現場の事例までを学ぶことができた。今後は企業をとりまく環境の変化に伴うOJT教育の課題や位置づけについて、またOJT教育の重要性を更に学ぶことができる文献や事例を調査し、今後あるべきOJT教育のありかたについて論文を作成したい。 実例から学ぶ人材育成OJT実践マニュアル 寺澤弘忠著 ぱる出版 2001年

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通信会社に行政指導

総務省は先月6日、スマホなど携帯端末の販売店に対する実質的な割引指示を止めるよう、ソフトバンクに対し行政指導を行った。本来は販売店が決めるべき端末価格の競争を阻害しかねないとして再発防止を求めた。ソフトバンクは真摯に対応するとコメントした。通信会社に対する行政指導はこれだけではない。総務省はソフトバンクの他にもKDDI、NTTドコモの大手3社に対しても行政指導した。指導理由は所謂2年縛りと呼ばれる料金体系について。総務省は3社に対し来年3月までに消費者が支払う違約金などの負担を減らすよう料金体系の見直しを求めた。 2018年6月5日 日本経済新聞 5面

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AIロボ、小売店の救世主なるか

富士通は人手不足に悩む小売店向けに2018年度内にもロボットを使って小売店業務を自動化するサービスを始める。ロボットが自分で走行しながら棚の商品を撮影し、その画像をAIで処理する。ロボット自身で自分の位置を把握して自動で地図を作り人や障害物を避けながら通行し、品切れ状態の確認、在庫の確認などを行う。また、ロボットが撮影した棚の商品データと元の棚のデータを照合し欠品などの情報は専用の端末を通じ店員に知らせる。富士通はデータを管理するクラウドシステムとロボ本体を合わせて提供し、月20~50万円程度でのサービス提供を目指す。 2018年7月2日 日本経済新聞 5面

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