大手自動車メーカー各社は、新型コロナウイルス流行により控えていた新型車の発売を相次いで発表している。日産自動車は24日、小型スポーツ用多目的車(SUV)の「キックス」の発表披露会を行った。また、トヨタ自動車やダイハツ工業もSUV車を6月中に発売している。ホンダやマツダは初の電気自動車(EV)の量産車を投入する方針だ。5月の国内新車販売台数は前月比の45%減となっており、景気の先行きも不透明なため、6月以降も厳しいという見方が多い。しかし、新車需要の回復を受け、トヨタやマツダなどは7月から生産数を回復させる方針だ。相次ぐ新車投入が売り上げ反転の起爆剤となるかが焦点となっている。
(2020/6/25 讀賣新聞 8頁)