アベノマスク論評

新型コロナウイルスへの対応について、アベノマスクを配布したことは、最低限の正解であったと言える。現在、一般的に普及しているのは不織布マスクであるが、このアベノマスクは、”不織布マスクが手元に無い場合の最終手段”という前提の元に、配布されているであろうことを念頭に入れなければならない。この認識が無ければ、確かにこのマスクは不織布マスクよりも小さく、感染予防の効果も薄いものである。しかし、この不織布マスクの供給が追いつかず、値段も高騰していた状況では、貧困層などは手に入れることが難しいこともある。また、妊婦などにも迅速に手配する必要があった。その点でこのマスク配布は適切であったと言える。しかし、対応の遅さや400億超のコスト、配布枚数など、様々な批判に目を背けることは出来ず、その点を踏まえ、”最低限の正解”であったと考える。

カテゴリー: 新聞要約   パーマリンク

コメントを残す