4月13日 読売新聞7面
ドイツでは温室効果ガス排出量削減のため、ここ20年にかけて総発電量における再生可能エネルギーの割合を増やし、石炭の割合を低下させていたが、再生可能エネルギーは電気料金が高額で天候の影響も受けやすいため、最近になって再び石炭の割合が増えている。また、ウクライナ問題でEUはロシアと対立を強めており、ロシア産天然ガスが輸入出来なくなったため、石炭はその代替としての役割もある。しかし、このままでは温室効果ガス40%削減というドイツ政府の目標にも影響を及ぼし、環境先進国としての信用も揺らぐ。