顔認証技術を活用したサービス

来店客の瞳の動きや年齢・性別などの情報を品揃えや商品開発に生かす取り組みが動き出す。NECは調査大手のマクロミルとともに店舗向けのサービスを始める。人工知能(AI)が消費者の目の動きと視線の方向を解析し、注目している商品を把握する。例えばパッケージの「カロリーオフ」に注目している客が多いとわかれば、メーカーは商品開発に生かせる。また、LINEは顔認証技術を利用して来店客の属性を割り出すシステムの研究開発を始めた。店舗の中心的な顧客層を把握し、売れ筋商品を揃えたり割引クーポン券を効果的に配布したりする。ネット通販と比べて店舗では顧客データを得にくかったが、顔認証技術によりマーケティングのあり方が変わるきっかけになる可能性がある。
(2019年3月8日 日本経済新聞朝刊16面)

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