ファーストリテイリング傘下のユニクロは、日本を含む世界2000店舗で使うレジ袋や商品の梱包材を全面刷新する。ユニクロが世界で顧客に提供する買い物袋は年間数億円になる。すでに欧州など環境規制が厳しい一部地域では、紙製の袋に変えたが、大半の店ではプラスチック製の袋を使っている。約830店舗を展開する日本を含めて世界規模で、脱プラスチックを進めるため、新たな素材の活用など実験・検証を始めた。ファーストリテイリングの柳生会長兼社長は「サステイナビリティーはあらゆる企業にとって最大の課題」と指摘。「コストが高いから対応しないでは業界のリーダーになれない」としており、基本的には全世界で統一する方針である。
(2019/01/05 日本経済新聞5面)