増える廃プラ 化学原料に

日揮は28日、世界的に輸入規制が起きているプラスチックごみ(廃プラ)を化学原料に転換できるプラントの建設事業に乗り出すと発表した。廃プラを原料にしてエチレンなど基礎化学品の原料となるガスを生成できるようにする。プラスチック循環利用協会によると、日本の廃プラの排出量は17年に903万トン。これまでは、そのうち約90万トンを中国に輸出していたが、処理過程での環境汚染が問題となり、中国政府は17年末から輸入制限を開始した。海外への行き場を失って国内に停滞するごみ問題の解決に向けて、ガス化は一つの選択肢になりそうである。(2019/8/29 日本経済新聞15面)

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