中国、輸入博覧会開催

中国・上海で五日、海外企業による中国市場の開拓をテーマにした「中国国際輸入博覧会」が開幕した。習近平国家主席は開幕式で、「関税を引き下げ、貿易障壁を減らしていく」と述べ、米中貿易戦争を念頭に中国が市場開放に取り組む姿勢をアピールした。そう示すことで、米中摩擦の緩和や海外企業からの投資促進を図り、停滞する国内経済を活性化する狙いがある。また米中両国は、貿易協議の部分合意の文書署名に向け、月内に首脳会談を行う方向で調整を進めている。習氏は「保護主義には断固として反対する」と米側を牽制する一方で、「知的財産権保護を強化する」と述べ、両国の懸案事項についても柔軟に臨む姿勢を示した。開幕式に出席したフランスのマクロン大統領は「中国とEUは重要な協力仲間であり、競争相手でもある」と市場開放を歓迎する一方、東欧諸国への投資攻勢で存在感を増していることに警戒感をにじませた。(東京新聞10月6日)
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