KDDI総研、偽レビューをAIで排除

KDDI総合研究所は、電子商取引(EC)サイトでお薦め商品を示すレコメンド(推薦)機能から、不正な評価の影響を排除する人工知能(AI)を開発した。KDDI総研のAIは、攻撃者による不正データのパターンといった事前情報がなくても、偽レビューを除去しながら一般利用者の嗜好を学習できる。独自のアルゴリズムでデータを効率的に選択して、より多くの利用者の評価データと近い学習結果を検出するという。今後はページの閲覧履歴などより複雑なレコメンド機能を使うネット通販のサイトなどでも使えるように開発を進める。学習に時間を要するディープラーニング(深層学習)を組み合わせて、より複雑な方式に応用する考えだ。

(2019年10月8日日本経済新聞5頁)

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