病気遺伝子の急増

 

米国立保健研究所などのグループは、29日付英科学誌ネイチャー(電子版)に、過去5千年から1万年で人のDNAには病気の原因となる変異が急増しているという遺伝子解析の結果を発表した。一般的には、生存に不利な変異が起きても自然淘汰されるはずだが、栄養状態や公衆衛生の改善による急激な人口増で淘汰が追い付かなくなったらしい。グループは今回の結果を「病気を起こす変異研究の新しい手法の開発につながる」としている。

 

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