セブン&アイ・ホールディングスは23日、東京都内の本社で定時株主総会を開いた。コンビニエンスストア事業の24時間営業を巡り、株主から問題の早期解決や株価下落に対する責任を問う声が上がり、井阪社長は「経営トップとして反省している」と陳謝した。セブンが掲げる「全国一律24時間営業」の方針に対しては、人手不足などを背景に店主らの不満が噴出。経済産業省が4月、コンビニ各社に加盟店支援の行動計画策定を求める事態に発展した。セブンが公表した行動計画で24時間営業について「個店ごとに柔軟な運営のあり方を模索する」と表明。セルフレジ導入など人手不足対策も盛り込んだ。
(2019/5/24 毎日新聞7面)