円高・株安が進行、政治リスクを警戒

金融市場は世界を覆う「政治リスク」に身構え始めた。投資家はリスク回避の姿勢に動き、円高・株安が足元で進行している。今後の日米交渉では最大の焦点である自動車を巡り、米側が追加関税で輸入規制を求めるなど駆け引きが活発になる可能性が高い。日本車メーカーの収益悪化の懸念は株安を招き、リスク回避の円買いにつながるとみられている。また、米側が通貨安誘導を制限する「為替条項」の導入を求めていることも円安を阻む原因になる。投資家が政治動向に過敏に反応する場面が増えそうだ。 (2019年5月28日 日本経済新聞朝刊5面)
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