D2Cの新興ネットアパレルが活況

アパレル市場でスタートアップ企業や個人が率いる新興ブランドが存在感を示している。共通するのは、実店舗を持たずネット限定で商品を販売する「D2C(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)」という点。自ら企画した商品を消費者に直接届け、諸費用を削減した値ごろ感が特徴。ネバーセイネバー(東京・渋谷)が2012年から展開するスタイルデリはネット限定で商品を売り、縫製工場と直接取引しコストを抑えてきた。一般的なアパレルの原価率は2~3割程度とされるが、スタイルデリは最大7割に設定。今ではネット限定でも年商15億円を超える。経済産業省によると、17年のファッション分野の電子商取引の市場規模は1兆6454億円となり13年から41%増えた。ファッション市場全体に占めるネット販売の比率は11・54%と同期間で約4ポイント高まった。アパレル市場が苦戦する中でもネット主体の企業は成長が続く。

日本経済新聞8月27日朝刊7面

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