米フェイスブックが 失った信用

IMG_2618今年三月、SNSの先駆者マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)の成長神話はゆがみ、綻びがあらわになった。個人情報の流出件数は8700万人にのぼり、ザッカーバーグ氏の議会公聴会に全米の関心が集まる。
フェイスブックは学生同士の交流サイトとしてスタートし、06年に一般ユーザーに開放、広告事業に乗り出した。「ユーザーを増やすこと。ページ滞留時間を増やすこと」のみを目標とした結果、徐々に投稿への監視は甘くなった。
「いいね!」を集めるため過激な写真や言葉を投稿する人も多い。20億人への影響力から半ば「公の空間」となったのに、プライバシーを守るルールは後回しだった。北米では17年10〜12月期に創業以来初めてユーザー数が減少。成長の代償は大きい。
(2018/04/17 日本経済新聞)

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