農産物輸入リスク分散を

2012 6/30 夕刊 一面

日本が輸入する農作物の輸入先を分散する動きが広まっている。トウモロコシは米国産より安いウクライナ産のモノが2011年度より二倍の輸入量となった。大豆やコーヒー豆も同様な動きの中にある。これの原因は穀物輸入の主力である米国産は天候不順や投資資金の流入により価格高騰が表面化したこと。またこれにより、大型貯蔵施設を持つ米国農家は安売りに応じなくなってきている。米国からのトウモロコシの輸入割合は本格的に価格高騰する06+年の96.1%から89.5%まで低下した。また大豆は、全体的な輸入量は減ったものの、ブラジルからの輸入が、06年と比較すると16%程度増加した。

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