ゴールデンウイークを廃止しよう

文化財の補修を手がける小西美術工芸社のデービッド・アトキンソン社長が「ゴールデンウイークを廃止しよう」と提言している。この期間は多くの宿泊施設が宣伝なしでも満杯になる。料金は高く、もうけも大きい。大勢の客を効率よくさばくことが大事になり「おもてなし」の技を磨く余裕もない。これでは創意工夫や個性の芽を摘むとの主張だ。さらに今年においては、「混雑する」、「他の時期に行くから」等の理由で昨年より観光者が各地で少ないとも予想されている。大型連休というかき入れ時に頼る限り、観光業の進化は難しいと語る。

日本経済新聞 2017/05/01  朝刊

 

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