感染症媒介を防ぐ遺伝子組み換え蚊を開発

蚊の遺伝子を操作して感染症の媒介を防いだり、子孫を残せないようにする研究が進んでいる。自治医科大学と農研機構のグループはマラリア原虫を媒介しないよう遺伝子を組み換えて唾液腺を破壊した蚊を開発した。海外では遺伝子操作によって蚊を不妊化させる試みも進み、デング熱やジカ熱の予防を目指す英国のオキシテックは、数百万匹の遺伝子組み換え蚊を放つ実験をし15年末迄に蚊の幼虫を82%減らせたという。ただ、組み換え技術は生態系を大きく変える恐れもあり、効果の持続性も含め長期で調べる必要があるとしている。

2016.7.17 日本経済新聞 朝刊

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