米南部フロリダ州オーランドで12月未明に起きた銃乱射事件では、49人が死亡、53人が負傷した。過激派組織「イスラム国」(IS)は13日、犯行声明を出した。ISは容疑者との接点には触れておらず、米当局は全容の解明を急ぐ。アフガニスタン系米国人のオマール・マティーン容疑者(29)はフロリダ州在住で民間警備会社の警備員だった。銃撃戦で射殺され、犯行の動機は不明だ。容疑者は警察に電話し、ISに忠誠を誓う発言をしていたとのこと。01年の米同時テロ以降、米国はテロリスト予備軍の入国を水際で阻止する対策に注力するも、今回の事件で、「自国育ちテロ」を阻止することの難しさを改めて浮き彫りにした。
日本経済新聞 6/14