スイスで開かれた国際オリンピック委員会(IOC)の理事会は1日、2020年東京五輪組織委員会が提案していた追加種目5競技18種目を、8月のIOC総会に一括提案することを決め、全種目の採用が濃厚となった。組織委員会は、IOCが次世代スポーツ離れを懸念するところへ目を付けた。日本では馴染みは薄いが、世界の若者にアピールできるスケートボードとスポーツクライミング、サーフィンの3競技と、組織委員会が国内で人気の野球やソフトボール、空手と一括提案することで、IOCが満足する「パッケージ」を作り上げた。
読売新聞 6月3日 1面