ボクシング元ヘビー級チャンピオン、ムハメド・アリ氏死去

3日に死去したボクシングの元ヘビー級王者、ムハメド・アリ氏の葬儀が8日、出身地である米ケンタッキー州ルイビルで執り行われる。アリ氏は1960年ローマ五輪のライトヘビー級で金メダルを獲得し、プロ転向後は64年に世界ヘビー級王者となり、自ら「蝶のように舞い、蜂のように刺す」と表現した華麗な闘い方で9度の防衛に成功した。ベトナム戦争では徴兵を拒否したためタイトルを剥奪され、黒人解放運動に参加するなど、アリ氏はボクサーとしての枠を超えて米国では黒人差別撤廃の公民権運動の象徴でもあった。2005年には米国市民最高の栄誉「大統領自由勲章」を受けた。

日本経済新聞 6/5 朝刊 31ページ

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