現職米大統領初めて広島を訪問 核軍縮に尽力

オバマ大統領は現職米大統領として、初めて広島を訪問した。当初「数分間」とされていたオバマ氏の声明は、約17分間に及んだ。政策的な内容はほとんどなく、オバマ氏の核兵器に対する掘り下げた思いを吐露するような異例の内容だった。核兵器がもたらす一般市民への被害の悲惨さに繰り返し言及すると同時に、自らが掲げた「核兵器のない世界」や戦争のない世界に向けたたゆまぬ努力の必要性を世界に訴えかけた。一方で、米露の対立や中国の軍拡により、核軍縮は停滞気味だ。北朝鮮による核開発の進展や、テロ組織への核拡散の驚異も増加しているといった課題もある。

読売新聞5月28日3面

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