市販の羽毛布団の産地偽装が疑われている問題で、欧州産と表示されているのに、実際には安い中国産が混じった羽毛布団が出回っているという疑いがでている。日本羽毛製品共同組合は、経済産業省や消費者庁を訪れ、取引記録の保存や抜き打ち検査などの偽装防止に向けた対策などを国に報告し、国も実態調査に乗り出す意向を示した。しかし、羽毛の産地を特定する手段が日本国内にないため、消費者にも業者にも困惑が広がっている。
朝日新聞 2016年5月11日 34面
コメントを投稿するにはログインしてください。