総務省は2020年までに全国すべての小・中・高校に無線LAN「Wi―Fi」を導入する方針だ。 教科書の内容をタブレット端末に収めた「デジタル教科書」の普及に向け、導入費用の半分を補助する。 災害時避難に開放して携帯電話の基地局が故障しても、インターネットと電子メールを使用できるようにする。各教室のほか、職員室や体育館にもルーターを置いて、校内どこでもネットにつながるようにする。導入後の諸費用は学校側で負担する必要があるが、総務省は国の補助で現在24%の普及率が大幅に高まるとみている。
日本経済新聞 2016年5月8日 朝刊 1面(一面)