列車事故の影にブラック企業

2015年4月21日 日本経済新聞朝刊

2005年4月25日、兵庫県尼崎市でJR福知山線の快速電車が急ブレーキを曲がりきれずに脱線した。乗客と乗員計107人が死亡し、乗客562人が負傷する事件となった。原因は、直前の伊丹駅でのオーバーランによる数分の遅延を取り戻すための速度超過による運転だったとされている。国交省の調査委員会の報告書によると、同社ではミスをした運転士に懲罰的な日勤教育が行われており、運転士が処分を過度に懸念したことが自己の遠因だったとされている。

カテゴリー: 新聞要約   パーマリンク

コメントを残す