暴行死の施設「職員の育成不十分」

2014/11/26(水) 読売新聞朝刊39面

重度の知的障害を持つ少年が昨年11月に障害者施設の職員からの暴力によって死亡した。この少年は自分や他人を傷つける、いわゆる「行動障害」だった。こういった障害者は職員が力ずくで押さえ込むのだが、今回の事件はこれがエスカレートしたとみられる。
犯人である職員5人は虐待防止などの研修をほとんど受けていなかった。施設の幹部は「虐待が起きるという発想がなく、職員への目配りが足りなかった」と話す。事件前には虐待の告発メールが届いていたが、施設の監査を行う部署との情報共有をせずに虐待はないと判断していた。

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