教員不足、自治体3割で悪化

小中学校の教員不足が深刻化している。国は採用前倒しで対策を促すが、効果は薄い。鳥取県では他自治体に先駆けて採用の早期化を取り入れたが、合格者の半数が辞退した。不人気の理由は就業環境であり、残業に歯止めがかからない働き方が問題視される。長時間勤務が見過ごされる要因の1つは残業扱いにある。時間外手当はなく、調整額として支給され、実際に働いた時間の把握が徹底されず、仕事が長引いても給与は変わらないため、「定額働かせ放題」と批判を呼んでいる。

日本経済新聞2025.6.2

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