国立環境研究所は、都市部のミツバチの巣からも農薬成分が検出されることを明らかにした。2021年、全国175地点でニホンミツバチの巣を調査し、農薬16種類の濃度を分析。その結果、都市部で4種類、水田や果樹園近くで6種類の農薬成分を検出し、土地利用が農薬濃度に影響を与える傾向が確認された。一部の成分は水田で長期間残留している可能性も示唆された。研究者は都市部の農薬検出原因の究明と保全策の提言を進める予定。
日本経済新聞 朝刊 15ページ 2024.11.19
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