米労働省が4日発表した9月の雇用統計によると、非農業部門の就業者は前月から25.4万人増えた。市場予想は14万~15万人増だった。失業率は4.1%だった。市場の予想は8月と同じ4.2%だった。失業率は1月の3.7%から4.3%まで上昇したが、その後横ばい圏での動きが続く。米雇用統計を受けた4日の外国為替市場で円が対ドルで下落し、一時1ドル=148円台後半を付けた。8月中旬以来の円安・ドル高水準。米連邦理事会(FBR)が大幅な利下げに動くとの見方が後退、幅広い通貨に対してドルが買われた。円の下落は直近1週間で6円を超えた。
2024年10月5日 日本経済新聞日刊