文房具をめぐる貧困問題

ある人がフリーマケットサイトメルカリで年代物のドラえもんの文房具を出品したところすぐに買い手が見つかった。メルカリでは、学用品という単語を含む昨年2〜4月の取引数が21年11月〜昨年1月と比べ3倍近くあった。入学準備で文房具などを買い求める保護者が多いためと見られる。必需品でありながら消耗が早く高価なものも多い文房具は、ここ数年の値上げが追い討ちとなり新品が買いづらい家庭も多いのではないかと推測される。中学校まで文房具など無料という国もある中、低い支給額の上限や年収による世帯区分によって制度を受けられる家庭が制限され、必要な家庭に援助ができていない日本の教育施策は見直すべきであると指摘されている。

23/05/29 朝日新聞夕刊 1ページ

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