進む入管法案 懸念もなお

難民と認められず非正規滞在となった外国人にどう対応するか、収容や送還のルールを大きく見直す入管難民法の改正案をめぐり参院での採決が迫っている。出入国在留管理庁によると4233人もの外国人が、日本から退去すべきことが確定したのにそれを拒んでいる。現在の入管法では難民認定の申請中は送還できないルールがあるが、一部の外国人が申請を繰り返すことで退去から逃れていると入管庁はみており入管施設への収容長期化の要因になっていると問題視している。改正案では送還停止を申請2回目までとし、3回目以降は申請中でも送還できるとしているが、認定の判断を誤ったまま送還し死刑になれば取り返しがつかないという声もあり難民申請乱用防止との最大の争点になっている。

23/05/29 朝日新聞朝刊 2ページ

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