フランスで年金改革 62歳定年を死守したい国民

フランスは年金受給開始年齢が62歳で、年金への公的支出が国内総生産比(19年)13.4%とOECD加盟国の平均の7.7%を大きく上回りその年金財政は苦しい。

マクロン政権が年金改革の一つに採択した年金受給年齢62歳から64歳への引き上げに国民は抗議を続けている。64歳でも日本含む他の先進国と比べると早く受け取れる方だが国民の怒りは収まらず、政府が1月に年金制度改革の発表をしてから大規模なストライキとデモは12回、そのうち4回は参加者が100万人を超えた。反対する市民や与党の中には憲法で定められた国民投票に持ち込んで受給開始年齢引き上げを阻止しようとする動きも出ている。

2023/04/16 朝日新聞 4ページ

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