「超加工食品」食生活を見直す指針となるのか

超加工食品とはブラジルの研究者が提唱した概念である。複数の食材を工業的に配合して製造された加工の程度が非常に高い食品を指しハムや清涼飲料水、即席麺などが典型的とされる。近年研究が増え、多く食べると循環器疾患やうつなど健康上の悪影響をもたらすという指摘もある。一方人体に悪影響を与えるメカニズムや加工程度の分類の曖昧さから専門家間でも批判がある。まだ研究途上の超加工食品であるが、肥満や糖尿病など生活習慣病が世界的に急増するなかで今後も注目が集まりそうなテーマである。

2023/04/01 朝日新聞 9ページ

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