街の電力供給 EVで調整

家庭や事業者の電気自動車(EV)を使い、町の電力需給を調節する取り組みが米国などで進む。米スタートアップのヌービー社はEVと送電網をつなぐビジネスを手掛け、10月に電動バスを手掛ける企業との共同プロジェクトを開始した。電力需給が逼迫した場合や緊急時にバスの蓄電池に蓄えた電気を送電網に戻す。電力事業者がバスの所有者に1キロワット時あたり2ドルの報酬を渡す。所有者は電気料金が安い時間帯に充電した電気を活用することができる。テッド・スミス社長は「温暖化ガスの削減に貢献し、さらに地域の電力供給を安定化できる」と強調する。

2022/12/16 日本経済新聞 朝刊19ページ

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